JOBA教育ブログ
帰国生中学入試 国語 小説文攻略のための「読書」(その2)
そこで、語彙力を高め、読むスピードを上げ、物語の「パターン」を知るために、読書は有効です。
良い本をたくさん読みましょう。量と同時に質も重要です。
ときには「作者ベース」で読んでいくのも面白いと思います。
以下に、代表作家を紹介します。
【重松清】
言わずと知れた中学受験のド定番。
小学生主人公の物語も多く、低学年であれば小学校3年生から大学生や大人まで楽しめる作家です。
登場人物が「どこにでもいる誰か」であることが多く、感情移入がしやすいという特徴があります。
舞台設定が細かくてリアル、全体に平易な言葉で書かれている読みやすい作品が多数あります。
<どう読むか>
まわりくどく表現されることが多いので、真意をつかむように読む。
「これ、どういうことだろう?」と思った時にそのまま流さずに、人物の気持ちに焦点を当てて考えてみるようにする。
情景描写に気持ちを託す表現があるため、その情景が持つ意味合いに思いを馳せてみる。
辛いことがあっても、辛いままでは終わらない。最後は一筋の光を見せて終わる。「前向きラスト」であることを期待して読む。
<出題ポイント>
間接表現の読み取り
情景描写に隠された意図
人物像
~その3につづく~
※ 帰国生入試に関するご質問は、以下無料教育相談より承ります。
どんな些細なことでも構いません。是非ご利用ください。
海外・帰国子女のための教育相談