JOBA教育ブログ
帰国生中高入試 国語 選択問題を攻略する!(その1)
◎選択問題はホントに「簡単」なの?
生徒のみなさんに、「選択問題と記述問題では、どっちが得意?」と尋ねると、ほとんどの生徒から「選択問題!」という答えが返ってきます。
「だって、自分で文を書かなくてもいいし、選ぶだけで楽だから!」と続きます…。
確かに、選択問題は「とりあえず解答欄をうめるだけ」なら、だれでも3秒でできます。
極論すれば、本文の内容を正確に読めていなくても、「何か答えること(フリ)」くらいはできるのです。
つまり、あてずっぽうで書いても、4択なら25%の確率で正解します。
まぐれ当たりを期待したくなる気持ちもわかります。
しかし、ここで少し考えてみましょう。
「選択問題」とは、本当に「その程度」の意識で解いてよいのでしょうか?
難関校の国語の入試問題で出題される選択問題は、帰国枠入試であろうとも、決して易しくはありません。
ヘタすると国語科の先生方でも、解答に迷うものが出題されます。
「本文をなんとなく読めば、自動的に答えられるというレベル」ではありません。
そういった問題もなくはないのでしょうが、本文の概要をつかんだだけで解けてしまう問題ばかりだと、受験者の点数差がつかないので、出題者は差がつく問題を「意識的に」作ろうとするわけです。
よって、選択問題の攻略とは、「出題者がひっかけようとするのを見抜けるか」という一点にあるのです。
~その2につづく~
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