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帰国生中高入試 国語 記述問題を攻略する! (その2)
◎記述問題の攻略ポイント
では、記述問題の攻略法を見ていきましょう。
【1】 設問で問われたことに、正確に答えること。
⇒「~どういうことですか。」→「~こと。」、「~はなぜですか。」→「~から。」、と「文末表現」を決めることから始めましょう。
※「~事。」は、NGです。
文末表現の「こと」には、「事柄」の意味がないからです。
【2】 記述で書く内容の要素となる部分は傍線前後にあることが多いので、まずはその近辺を中心に、全体をしっかり読んで利用すること。
⇒直前、直後を中心に、解答を構成する「要素」、すなわち採点のポイントとなる部分を本文中から「抜き出す」。
【3】 すぐに解答欄へ書き始めるのではなく、余白へ下書きして何度か読み返し、つじつまのあった、誰が読んでも理解できる文章になっているかどうかを確認すること。
⇒「要素」をアレンジして「解答作り」をする際に、「つぎはぎ」の文章にならないように、きちんと文にしましょう。
【4】 できれば一文で書くこと。ただし、それによって文章がわかりにくくなるのであれば、 二文になっても構わない。
⇒およそ20字~60字くらいまでは、ふつう一文(「。」が一つ)で書きます。
80字を超える場合は、二文以上にわたって書く「文章」を、解答として要求していると考えましょう。
【5】 指示語や比喩の表現をそのままで書かず、それぞれについて何を指しているのかを明らかにして書くこと。
⇒これは、うっかりやりがちなミスです。
文中表現を文字通り「そのまま」でアレンジすると、いわゆる「抜き過ぎ」の解答となります。
要素の指示語は元に戻してから、比喩表現は具体的に何のことかを考えて書き換えてから、「解答」としましょう。
~その3につづく~
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