JOBA教育ブログ
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帰国生中高入試 算数・数学 記述回答におけるポイント (その1)
近年、一般入試だけでなく、帰国枠入試でも記述解答をさせる学校が増えてきました。
記述解答というのは、答えだけを解答用紙に書くのではなく、答えを求めるまでの過程を記入しなさいというものです。
この記述解答は苦手という受験生が多いのですが、きちんとポイントを押さえておけば、必ず書けるようになります。
まず、記述解答の問題には、大きく分けて以下の2種類のタイプがあることを覚えておきましょう。
【1】 解答までの過程を書かせる問題
【2】 仕組みや成り立ちを説明(証明)させる問題
【1】の場合は特別な対策は必要ありません。
ノートや問題用紙の余白に書いていたことを、そのまま解答用紙の枠に書けばよいだけです。
図を描くこともあれば、計算式だけで解くこともありますが、論理的に正しい道筋で書いてあればどのような方法でも得点がもらえます。
逆に、論理的に矛盾していたり、論理が飛躍してしたりしていると、答えが正しかったとしても減点されます。
例えば、計算式は間違っているけれど、計算ミスをして偶然正しい答えになっている、という場合は0点です。
つまり、【1】に関しては普段のノートの解き方がしっかりしていれば、いつも通りに解けばよいだけということです。
しかし、【2】の場合はただ計算式を書いても満点にはなりません。
なぜその計算式が必要なのかという説明が必要だからです。
採点をする先生は算数・数学に精通しているので、当然計算式の意味は分かります。
しかし、採点をするときは、「理屈がないと分からない人」として採点をするのです。
いわゆる「行間を読む」ことはしないため、1から10まで説明しなければ、「納得できない=得点をつけられない」という判断をするのです。
~その2につづく~
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