JOBA教育ブログ
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帰国生中高入試 算数・数学 記述回答におけるポイント (その2)
こういった問題で相手に納得してもらえるような解答を作るには、「なんで?」に答えられるように準備をすることが必要です。
最初は自分自身に「なんで?」と聞くことは難しいでしょうから、先生やお父さん、お母さん(ある程度算数・数学の知識があれば誰でも構いません)に自分の記述解答を見てもらい、「なんで?」と思った箇所を聞いてみましょう。
その質問に答えることができる場合は、それを文章にして書けばよいわけです。
しかし、答えられなかった場合は、なぜそうなるのかを自分でもよく分かっていないわけですから、もう一度きちんと考え直したり、勉強し直したりしなければいけません。
中学生の場合は学校の授業でも「証明」について学習するので、ある程度は書き方の「型」が身につくと思いますが、小学生の場合は類題も少ないため、たくさん練習することができません。
ですから、普段から「なんで?」と思ったことはきちんと解決する習慣を身につけましょう。
中学入試の場合は、特に図形の性質や公式について説明させることが多いため、公式の成り立ちや仕組みについて、説明できるようにしておきましょう。
試しに、次のことがらについて、自分なりに説明できるかどうか、考えてみてください。
(小学生向け)
円の面積=半径×半径×円周率 となることを説明しなさい。
(中学生向け)
三平方の定理 が成り立つことを証明しなさい。
(少し難しめ)
素因数分解の考え方を利用して、「素数が無限にある」ことを証明しなさい。
~完~
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