JOBAからのアドバイス
2025年度 海外・帰国生中学入試ガイダンス その1
第1回目の今回は「帰国枠入試日程」「帰国生入試選抜方法」です。
帰国枠入試日程
《首都圏 (東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)》
東京都・神奈川県では私立中学校一般入試の解禁日は2月1日です。それより早い日程に入試が行われることはありません。一方、帰国枠入試は一般入試よりも早い日程に実施することができます。(東京都では2025年度帰国枠入試は11月20日に解禁となります。)2月1日一般入試解禁日以前に帰国枠入試を行っている中学校は、海外・帰国生のための独自入試を、一般入試とは切り離して実施しているということになります。その他の中学校は、2月1日以降の一般入試と同じ日程の実施になります。つまり、帰国生は、入試日程をうまく調整すれば幅広く受験校を選択することができます。これが最も大きなメリットといえるでしょう。ただし合格発表日の数日後に手続き締め切りとなる学校もありますので、その日程もスケジュールに組み込んでおく必要があります。また、人気校の帰国枠入試競争率は一般入試よりも高くなることもありますので、しっかりとした受験準備が必要になります。
帰国枠入試で受験する場合は、各中学が定めた条件資格をクリアしていることが必要になりますので、募集要項などでしっかりと確認してください。判断が難しい場合は、受験校に直接お問い合わせください。
帰国生入試選抜方法
国・私立中学の一般入試の科目は、ほとんどが国語・算数・理科・社会の4教科、もしくは国語・算数の2教科となります。近年は英語を利用できる一般入試も急激に増えてきており、多様化しています。
帰国枠入試では、一般入試と同様の4教科や2教科、一般入試とは異なる4教科や2教科(作文を含む場合もあり)、国語・算数・英語の3教科、英語のみの1教科(英語がある場合はエッセイを含む場合もあり)など、科目はさらに多種多様です。
以下は、4科目入試以外を実施する、一般入試とは別日程の主な中学校の、2025年度入試における入試科目(面接試験は除く)の一覧です。詳細は各学校の入試要項で確認しておいてください。
首都圏
《東京都》(表をクリックしていただくと、大きな表が表示されます。)
《埼玉県》(表をクリックしていただくと、大きな表が表示されます。)
《千葉県》(表をクリックしていただくと、大きな表が表示されます。)
《神奈川県》(表をクリックしていただくと、大きな表が表示されます。)
※ 「作」は日本語作文・小論文、「エ」はEssay・Story Writingなどを表しています。