学校からのメッセージ
帰国生受け入れ校からのメッセージ 啓明学園 初等学校 中学校 高等学校
この情報は2025年度入試に関する内容です。
Q.帰国生に対する入学後のクラス配置・授業体制は一般生(国内生)と異なっていますか。
A.本校は帰国生を受け入れるための学校としてスタートし、現在も帰国生をはじめとした海外のバックグラウンドをもつ国際生が学園全体の30%以上在籍しています。入学後は全員、国内生と同じホームルームクラスに在籍しますが、教科ごと必要に応じて国際プログレスクラスにて授業(中高は国数理社、初等学校は国算)を受けます。英語圏以外の現地校で学習をしてきた生徒のための外国語保持クラス(中高:中国語、コリア語、フランス語、スペイン語、ドイツ語)もあります。
Q.帰国生に対する英語の授業は一般生(国内生)と異なっていますか。
A.初等学校から高校に至るまで、英語の授業は全て習熟度別となっており、国際英語コース(Honoursクラス、Regularクラス)と一般英語コース(学年人数により2~4レベル)に分かれています。国際英語コースは、アメリカ、イギリス、オーストラリアの教育システムで経験を積んだ教員が務めます。ネイティブ教員によってデザインされる、本学園オリジナルのカリキュラムとシラバスに基づき、生徒たちの英語力を維持伸長します。授業では古典文学、現代文学、スピーチ、ディベート、ドラマ、詩、映画、短編小説、個人プロジェクトワークなどを扱い、英語で思考し、発信する、生きた英語力を養います。また、2025年度中1生からは「準国際コース」を新たに設け、より自身のレベルに合った環境で英語を学び、伸ばしていけるようサポートしていきます。
Q.帰国生に対してキャッチアップとしての補習授業を行っていますか。
A.本校の国際プログレスクラスでは、海外のカリキュラムに基づいて教育を受けてきた生徒に対して、日本の教育課程における未学習領域の学習をサポートする授業(中高は国数理社、初等学校は国算)を行っています。また、夏期休暇には特別学習期間を設け、補習授業を行う場合もあります。
Q.入学した帰国生を指導する上でもっとも気をつけていることは何ですか。
A.本校は一人ひとりのバックグラウンドを意識し、日本の教育、社会へのソフトランディングを目指しています。また、日本語だけでなく今まで学習してきた言語全体を支え、帰国生の可能性を伸ばします。移動を経験している子どもたちは言語や環境の変化により、自信を失うことも少なくありません。子どもたち同士が互いに支え合えるピアサポートの環境を保証しながら、一人ひとりが達成できる目標を一緒に設定し、自己肯定感を育むことを大切にしています。
Q.帰国生の進学実績を具体的に調査していれば、その具体的な結果をお教えください。
A.帰国生の大多数は、現役で4年生大学に進学をしています。本校では国内大学への指定校推薦だけでなく、UPAA海外協定大学推薦制度があり、SATやエッセイ不要でアメリカ、イギリス、オーストラリア等の協定大学43大学へ出願できる制度(国内大学との併願可)もあります。卒業生の具体的な進学先については、本校ホームページをご覧ください。
Q.帰国生が貴校に入学するにあたって、事前にしっかり認識しておいてほしいことは何ですか。
A.国際英語コースの授業以外は全て「日本語」で学んでいく学校です。ただし、国際生の割合が30%以上いるため、日常的に様々な言語が飛び交う環境があります。「海外で身につけてきたことばや文化、経験、そして新しく日本で学ぶことを大切にして、啓明学園でさらに力を伸ばしていってほしいと思います。
Q.帰国生に望む「海外で学んできてほしいこと」は何ですか。
A.海外でしかできないこと、今住んでいる国、地域でしか出来ないことを存分に「楽しみ」、様々な経験を積んできて欲しいと思います。そして、国による様々な「違い」を自分で考え、言語化できるようにしておくと良いと思います。
Q.帰国生やそのご家族に伝えたいことがあればお書きください。
A.帰国にあたって多くの心配事があるかと思いますが、本校にはお子さんと同じようなバックグランドを持つ生徒が多く在籍しています。一人ひとりの個性を認め、尊重する校風です。本校の国際プログレスクラスは、他校にはない唯一無二のサポート体制です。また、国際生(帰国生、国内インター出身者、外国籍の児童生徒)の保護者を対象にした「国際学級保護者懇親会」を年に3度開催し、保護者の方同士のつながりを作り、国際生の情報や悩みを共有できる機会も設けています。
Q.これまで受け入れてきた帰国生を見て、帰国生のもっともすばらしいと思われる点はどのような点ですか。
A.複眼的に考えることのできる視点を身につけている点です。また、複数のことばを持ち、それぞれを伸ばしていく過程の中で多くの子が苦しい時期を通りますが、その壁を乗り越える瞬間が必ず来ます。その力を一人ひとりが持っていることにも毎年驚かされます。
Q.帰国生が貴校に入学するにあたって、必ず喜んでもらえそうなことは何ですか。
A.本校は帰国生の為の学校としてスタートし、現在でも国際生の割合が30%以上います。同じ悩みや価値観を共有し、切磋琢磨できる一生の友を得る環境のある学校であると自負しています。「バラザイングリッシュキャンプ」や「チャイナデイ」のような国際色豊かなイベントも多く、帰国生の強みを活かせる機会があります。また、英語については本学園独自のカリキュラムに基づき、さらに英語の力を伸ばしていくことができます。2025年からは、中学1年生を対象とした〔準国際コース〕も開講する予定です。現地校や海外インターナショナルスクールのESLに通じるコースで、次のステップに進むための経験を積み、英語に対して強い自信を持てるようにサポートしていきます。
Q.帰国生に対しての具体的な受験準備のアドバイスをお願いします。
A.本校は日本語型、英語型、外国語型と3種類の試験を用意しております。(初等は日本語型、英語型)お子様の得意な言語で受験することができます。また、海外在住で帰国が困難な方にはオンラインでの入試も実施しています。「募集要項」を本校のホームページに掲載しておりますので、詳細はそちらからご確認ください。過去問題やサンプル問題も閲覧ができますので、必要に応じてご利用ください。
【連絡先】東京都昭島市拝島町5-11-15 TEL:042-541-1003
【ホームページ】https://www.keimei.ac.jp/