学校からのメッセージ
帰国生受け入れ校からのメッセージ 工学院大学附属中学校・高等学校
この情報は2025年度入試に関する内容です。
Q.帰国生に対する入学後のクラス配置・授業体制は一般生(国内生)と異なっていますか。
A.中学校では2013年4月より、高校では2017年4月より開設しております。国内のインターナショナルスクールから入学してくる生徒も多く、今まで培った貴重な海外経験と語学力を充分に発揮できるクラス・コースとなっています。
Q.帰国生に対する英語の授業は一般生(国内生)と異なっていますか。
A.学校全体としてはケンブリッジ イングリッシュ スクールとして2017年に認定され、2021年にはケンブリッジ国際校として認定を受けています。
そのうえで、中学「インターナショナルクラス」では、理科・数学・英語の授業を英語で行うイマージョン教育を実施しています。
高校「インターナショナルコース」では、英語、文学、哲学、数学、公共(日本語と英語で各1単位ずつ)などを英語で実施していくことになります。(※数学は両言語で、理科は入学時に日・英からの言語選択をしていただきます。理科で英語を選択した場合、およそ40%の授業が英語で行われていることになります。)
Q.帰国生に対してキャッチアップとしての補習授業を行っていますか。
A.多様な放課後講習を設定しており、自身のニーズに応じた講座を選択することができます。昼休み・放課後には、学習スペースで教員が適宜学習フォローをしております。また、リクルートと協働し放課後自習室を行っており、単なる講習ではなく学習習慣、学習計画、弱点把握などの生徒の自主性を促します。もちろん、教員により個別サポートもしております。
Q.帰国生の進学実績を具体的に調査していれば、その具体的な結果をお教えください。
A.2023年度卒業生(26名)の大学合格実績
東京外国語大学 2・東京都立大学 2・早慶上理ICU 9・GMARCH 24
海外大学(7カ国 20大学)
Williams College・Temple University・Lakeland University
University of Debrecen (医)・University of Pecs (医)・University of Szeged (医)・Semmelweis University (医)
Queen’s University Belfast・University of East Anglia
The University of Western Australia
The University of Manitoba・Thompson Rivers University
Auckland University of Technology
<韓国>
高麗大学校・延世大学校・漢陽大学・成均館大学校
<中国>
北京大学 (医)・北京経済貿易大学・ハルビン工業大学
Q.入学した帰国生を指導する上でもっとも気をつけていることは何ですか。
A.海外での貴重な経験を尊重することです。
テクノロジーの発展に伴い「世界とつながる」ことは容易になりましたが、それだけでは得られないものがあります。。その国のすべてをリアルに肌で感じる事ができるのは、海外で暮らす皆さまにしかできないことです。本校ではその貴重な経験が周囲への刺激とよい影響をもたらしてくれることを望んでおり、『挑戦・創造・貢献』という校訓のもと、多様性と寛容性を享受できる環境づくりに最も配慮しております。
Q.帰国生が貴校に入学するにあたって、事前にしっかり認識しておいてほしいことは何ですか。
A.本校では、何事にも挑戦し続け、『予測不能な時代を生き抜く力』を身につけてほしいと願っております。また、『K-STEAM』という本校独自のSTEAM教育もスタートし始め、テクノロジーとリベラルアーツの重要性も意識していただければと思います。
Q.帰国生に望む「海外で学んできてほしいこと」は何ですか。
A.多様な文化・価値観を理解し受け入れる姿勢を身に付けてほしいと考えています。世界との「つながり」がいかにネットやバーチャルなどのテクノロジーの発展により容易になっても、日本国内にいては現地の生活を『五感』で味わうことはできません。是非、その国の歴史的伝統や生活習慣はじめ、多元的な価値観に生で触れる機会を増やし、異文化理解を深めてほしいと願っています。
Q.帰国生やそのご家族に伝えたいことがあればお書きください。
A.海外生活の中でも日本の生活様式を意識しつつ、限られた海外生活でその国の文化を満喫し、多様性の中に身を置いてみてください。異なる文化を『五感』で感じ、様々な出会いが、未来を豊かにに切り拓いていくと思います。
Q.これまで受け入れてきた帰国生を見て、帰国生のもっともすばらしいと思われる点はどのような点ですか。
A.海外での貴重な経験をもとに、国内で過ごすだけでは見逃されがちなことに対して「意識」を持ち、創造的な発想を持って課題解決していく帰国生をたくさん見てきました。その経験から「多文化を経験している」ことに由来する「寛容性・協調性・主体性・創造性」という点において、帰国生は秀でていると言えます。
Q.帰国生が貴校に入学するにあたって、必ず喜んでもらえそうなことは何ですか。
A.本校には3Dプリンターや動画編集・楽曲・イラスト・デザイン用などのPCで自由にものづくりができる施設FabスペースやハイスペックPCが設置されているMakeR∞Mなどがあります。様々なメディアから取材を受けており、実際にこれらの施設を利用して創作したもので受賞した生徒が多数います。いわゆる海外現地校ではよく見られるMakers Spaceを備えています。また、自動車部もあり、モノづくりが好きであれば喜んでもらえると思います。
Q.帰国生に対しての具体的な受験準備のアドバイスをお願いします。
A.中学・高校ともに「帰国生入試」、「海外入試(現地)(オンライン)」を実施予定です。
詳しくは7月にHPに掲載予定の帰国生募集要項をご確認ください。
【連絡先】東京都八王子市中野町2647-2 TEL:042-628-4914
【ホームページ】https://www.js.kogakuin.ac.jp/