学校からのメッセージ
帰国生受け入れ校からのメッセージ 中央大学杉並高等学校
この情報は2025年度入試に関する内容です。
Q.帰国生に対する入学後のクラス配置・授業体制は一般生(国内生)と異なっていますか。
A.全く同じ扱いです。むしろ帰国生が一つのクラスに集中しないよう、バランスのとれたクラス編成になるよう留意しています。また、帰国生だけを集めて補講をすることはありません。各教科で不得意な科目を克服するための補習授業や定期試験前の放課後質問会など学習面でさまざまなサポートをしていますが、一般入試・推薦入試・帰国生入試、どの入試で入ってくる生徒も同様に行っています。入学時の入試方式の違いを問わず、大切なのは高校生として学習に取り組む上での前向きな姿勢です。
Q.帰国生に対する英語の授業は一般生(国内生)と異なっていますか。
A.本校では英語を含めた全科目で習熟度別の授業や進度別のクラス編成を行いません。それはクラスの中での多様性を確保するためです。英語の授業では、ネイティブと日本人教員とのティーム・ティーチングなどを導入し、いかに表現していくかに重点を置いた指導を行っています。また2019年度よりケンブリッジ英検の受験が生徒全員に義務付けられ、ニュージーランド、イギリスなどへの短期留学制度も充実しています。
Q.帰国生が入学するにあたって、事前にしっかり認識しておいてほしいことは何ですか。
A.すべての科目をバランスよく学習するリベラルアーツ型教育が本校の特長です。中央大学への内部推薦も在学中の全科目の成績に基づいて決定します。学習の習慣をしっかりと身に付け、広く深く学び、その成果を論理的に表現していく姿勢が必要です。
Q.帰国生に望む「海外で学んできてほしいこと」は何ですか。
A.国籍年齢を問わず多くの人と接し、日本では体験できないことを学んできてください。
世界にはいろいろな見方、考え方があることを肌で感じ、その経験を本校で生かしてほしいと願っています。
Q.帰国生やそのご家族に伝えたいことがあればお書きください。
A.本校は帰国生入試を始めて20年以上になり、例年100名程度の帰国生が在籍しています。入学してきた帰国生に話を聞くと、帰国生にとって馴染みやすい雰囲気の学校であるとのことです。みなが同じでなければいけないという同調圧力が弱く、いろいろな生徒がいることこそが本校の強みとなっています。
Q.これまで受け入れてきた帰国生を見て、帰国生のもっともすばらしいと思われる点はどのような点ですか。
A.友人・家族を始めとして人間関係を大切にするところです。他者への共感能力を備え、素直さや細やかな感性を備えている生徒も多いようです。他者に共感する力は、本校の教育理念である「共育と共創」にも合致しています。ぜひ今のまま、本校に入学してきてほしいと思っています。
Q.帰国生が入学するにあたって、必ず喜んでもらえそうなことは何ですか。
A.「焦らないでいい」ことだと思います。本校ではきちんと学校生活を送っていれば多くの生徒が中央大学に進学できます。高校に入学した途端に大学受験が心配になって、せっかくの高校生活があわただしくて「気もそぞろ」になってしまうなどということがありません。生徒の中には法曹志望者も多く、昨年度は卒業生の約4人に1人が中央大学の法学部に進学しました。校訓は「真善美」です。「大学入試に受かる」ための3年間ではなく、「高校・大学で何を学ぶか(真)」「社会人として何をなすべきか(善)」「一生を通じて何に感動するか(美)」という「キャリア・デザイン」ができる学校です。落ち着いた環境の中でじっくりと腰を据えて勉強・部活・行事にのびのびと取り組めるところが特に帰国生に向いていると思います。
Q.帰国生に対しての具体的な受験準備のアドバイスをお願いします。
A.基礎学力検査(筆記試験)では、英語・数学・国語の3教科について、本校で学習する上で必要となる基礎力を問います。問題の形式などは、本校の公式Webサイトに昨年度の問題を掲載しますので参考にして下さい。面接は、面接官との対話の後、あるテーマについて所定の時間で考えを述べるスピーチを行います。思考力と表現力とを確かめる内容になっているので、面接官に自分の考えを説得力を持って話せるようにしておいて下さい。
【連絡先】東京都杉並区今川2-7-1 TEL:03-3390-3175
【ホームページ】https://chusugi.jp/