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帰国生受け入れ校からのメッセージ 東京学芸大学附属国際中等教育学校

2024年10月29日

この情報は2025年度入試に関する内容です。

Q.帰国生はどの学年に受け入れていますか?
A.1年4月入学および1年9月(中1相当)から6年4月(高3相当)まで年2回の編入学試験を実施し、帰国生を受け入れています。募集要項は、9月編入学が4月下旬、4月編入学が9月下旬に公示されます。

 

Q.帰国生に対する入学後のクラス配置・授業体制は一般生(国内生)と異なっていますか?
A.英語のクラスを除いて、帰国生と国内生は同じホームルーム(約30人)で学習します。多様な経験を持った生徒同士が学びあう環境が整っています。

 

Q.帰国生に対する英語の授業は一般生(国内生)と異なっていますか?
A.レベル、内容共に異なっています。少人数・習熟度別授業が展開されています。英語学習経験者はアドバンストクラス、未経験者はコアクラスからスタートします。どの英語の授業も国際バカロレアの趣旨を生かした探究型授業が特徴的です。英語で教科的内容を取り扱うLearning in English(LE)と英語の授業があり、6か年を通して、言語能力全般の伸長とともに、抽象的な概念操作が可能な学習言語能力の獲得が目標です。3年生では、社会・数学・理科・美術の英語イマ―ジョンを体験し、4年生から社会・数学・理科でイマ―ジョン授業を選択できます。

 

Q.入学した帰国生を指導する上でもっとも気をつけていることは何ですか?
A.それぞれの学習歴が異なるため、日本の学校ではすでに学習が終わっている分野をまだ学習していない場合や、その逆の場合があります。そのため、最初に学習してきた内容を確認します。
日本語でのコミュニケーションに不安を感じている生徒に対しては、初期日本語指導・教科学習(教科授業)を支援するための日本語指導(JSL)を行います。多様な文化的背景を持つ生徒一人一人に配慮して指導します。また、海外での経験が長い、家庭での主要言語が日本語や英語でない生徒たちが、母語・第1言語の支援を受けるFLS (First Language Support)があり、現在は中国語・韓国語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・ポルトガル語が展開されています。

 

Q.帰国生の進学実績を具体的に調査していれば、その具体的な結果をお教えください。
A.本校は全校生徒の4割が帰国生です。国内の大学に加え、海外の著名な大学への進学やアメリカの大学で全額奨学金を獲得できた生徒たちもいます。2016年度より国際バカロレアのディプロマプログラムの実施に伴い、海外進学者数も増加しています。多くの生徒が現役合格で進学しているのも本校の特色です。卒業生の具体的な進学先については本校ホームページをご覧ください。

 

Q.帰国生に望む「海外で学んできてほしいこと」は何ですか?
A.海外の学校での学習にしっかり取り組んできてください。また、学校外の活動や、海外でしか経験できないことにも積極的に参加してきてください。さらに、興味関心のあることにチャレンジし、自分の考えを持ち、それを表現できるようにしてくることを望んでいます。

 

Q.帰国生やそのご家族に伝えたいことがあればお書きください。
A.本校は、多様で異なる人々と共生・共存でき、進展する内外の国際化の中で活躍する力を持った生徒を育てる中高一貫校です。国公立学校で最初の国際バカロレア(IB)中等教育プログラムとディプロマプログラムの認定校となりました。2014年にスーパーサイエンスハイスクール(SSH)、2015年にスーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定されました。そして、2020年度からは、ワールドワイドラーニングコンソーシアム(WWL)の連携校として継続的に探究的な学びや活動に取り組んでいます。さらに、2011年からユネスコスクール加盟校でもあります。
教育方針と特色は以下の4つです。
①「国際教養」の設定:国際社会の中で共生・共存できる力を育成するために設定された学習領域です。「グローバルスタンダードの教育」である国際バカロレア(IB)の中等教育プログラム(MYP) の考えをもとに、国際理解・人間理解・理数探究という3つの柱で構成される、6年一貫教育の中で実施するカリキュラムの一つです。
②「課題解決学習」の重視:すべての教科・科目においてIBの趣旨に基づいた学習を行います。その中で特に、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)では、課題発見力、問題解決力、論理的思考力等を伸長し,またスーパーグローバルハイスクール(SGH)では、国際社会で活躍する人材に必要な組織力、対話力、実行力等の育成を進めます。
③ 少人数・習熟度別の英語教育:英語で教科的内容を取り扱うラーニング・イン・イングリッシュ(LE)、イマ―ジョン授業を受けることができます。英語を使った高度なディスカッションができることを目指します。
④ 海外教育体験生徒へのケア:初期日本語指導・教科学習(教科授業)を支援するための日本語指導(Japanese as a Second Language)などを行います。また、海外での経験が長い、家庭での主要言語が日本語や英語でない生徒たちが、母語・第1言語の支援を受けるFLS (First Language Support)があります。
私たちの学校で、たくさんのすばらしい仲間たちと一緒に、国際社会で「いきる」力を育みませんか?

 

Q.帰国生に対しての具体的な受験準備のアドバイスをお願いします。
A.現在の学校での学習をしっかり行い、また日常的に身の回りの出来事に目を向けて、自分なりの考えをもち、それらを受検言語で伝えられるようになっておいてください。現地の学校での多様な人々との学びや経験を大切にすることが、本校への受検の準備となり、さらには入学後にも十分活用できる基礎基盤となります。評価の観点の詳細については、アドミッション・ポリシーをご覧ください。

 

【連絡先】東京都練馬区東大泉5-22-1 TEL:03-5905-1326
【ホームページ】https://www.iss.oizumi.u-gakugei.ac.jp/

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