学校からのメッセージ
帰国生受け入れ校からのメッセージ 立教池袋中学校・高等学校
この情報は2025年度入試に関する内容です。
Q.帰国生に対する入学後のクラス配置・授業体制は一般生(国内生)と異なっていますか。
A.一般生も帰国生も同じ立教生として共に学びます。従って、特別に授業体制が異なることはありません。英語Sクラスで授業を受ける場合は、クラスの配置が限定される場合があります。
Q.帰国生に対する英語の授業は一般生(国内生)と異なっていますか。
A.帰国生に限定してはいませんが、主として英語圏からの帰国生を対象とした英語特別クラス(Sクラス)を設けています。英語授業7時間のうち週3時間がその対象で、Native Speakerによる指導で実施し、それ以外にも週1時間はNative Speakerの授業があります。教材としてはESLのテキストや小説・新聞記事等を使用したオリジナル教材を用います。
Q.帰国生に対してキャッチアップとしての補習授業を行っていますか。
A.全生徒対象ですが、生徒が自由に選べる選科(選修教科)の中に各科の基礎力を強化する講座を設けており、それを選んで受講することができます。また、夏休みには立教大学教職課程との連携で、「学習ボランティア」による英語・数学の個別指導形式の補習も実施しています。
Q.入学した帰国生を指導する上でもっとも気をつけていることは何ですか。
A.学級・学校生活への適応に配慮することと、身につけてきた個性や体験を尊重することの両面に気をつけています。相談等には個別に対応する体制があり、各クラスの担任や教科担当者、クラブ活動顧問、スクールカウンセラー、養護教諭、高校生によるピアサポート等に自由に相談できます。
Q.帰国生の進学実績を具体的に調査していれば、その具体的な結果をお教えください。
A.中高一貫体制なので、帰国生のほぼ全員が立教池袋高等学校へ進学しています。高校卒業後は立教大学への推薦入学を希望する者のほぼ全員が進学しています。また、海外の高校や大学に進学するケースもあります。
Q.帰国生が貴校に入学するにあたって、事前にしっかり認識しておいてほしいことは何ですか。
A.キリスト教に基づく教育目標「テーマをもって真理を探究する力を育てる」・「共に生きる力を育てる」を6年間の一貫教育を通じて実現していきます。その点を意識して、自ら主体的に学校生活を作っていってほしいと思います。
Q.帰国生に望む「海外で学んできてほしいこと」は何ですか。
A.海外での滞在をチャンスと捉え、現地での体験を大切にして下さい。楽しかったことや苦労したこと、大切な思い出等、人生という長い目で見れば必ず大きな利点となるはずです。その上で、ぜひ帰国後にその体験を活かしていって下さい。
Q.帰国生やそのご家族に伝えたいことがあればお書きください。
A.一人一人の生徒が成長するためには、周りの生徒と一緒に育つことが必要不可欠です。そのためには「自分の子」でなく「自分たちの子供達」という視点で、保護者・学校が同じ方向を見て生徒達を育てていく姿勢を大事にしたいと思います。ぜひ保護者の皆様にもご協力をお願いいたします。
Q.これまで受け入れてきた帰国生を見て、帰国生のもっともすばらしいと思われる点はどのような点ですか。
A.生徒達の体験から、そしてその体験を共有した家庭から育てられたこころの豊かさは、何ものにも代えがたい宝ものです。それを活かして、リーダーシップを発揮する生徒、様々な活動に打ち込む生徒、他の生徒や仲間のために力を尽くす生徒等、帰国生の個性を発揮して活躍している点がすばらしいと思います。
Q.帰国生が貴校に入学するにあたって、必ず喜んでもらえそうなことは何ですか。
A.受験に縛られない伸び伸びとした学校生活の中では、集団の中の一人を意識しながらも、各自のテーマが尊重され、自由で主体的な取り組みが出来るシステムやプログラムが体感できます。学年が重なるに従って拡がる仲間との絆も、さまざまな発達課題を乗り越えながら共に「立教生」になっていくことで、より充実したものになるでしょう。社会に出てからの強いつながりの原点がここにあります。
Q.帰国生に対しての具体的な受験準備のアドバイスをお願いします。
A.国語・算数の基礎の学習と、自分の海外体験を振り返ってまとめ、人にわかってもらえるように伝える準備をして下さ い。試験当日は緊張せず、リラックスして受験できるよう、気持ちにゆとりを持って臨んで下さい。希望者は個人面接時に、口頭で英語力等を試すこともできますが、レベルの高さだけを求めている訳ではないので積極的にチャレンジしてください。
【連絡先】東京都豊島区西池袋5-16-5 TEL:03-3985-2707
【ホームページ】https://ikebukuro.rikkyo.ac.jp/